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2017年02月19日

第17回瀬戸内医療情報ネットワーク(せとねっと)勉強会

2月18日(土)
広島県福山市にて。

この日は全国各地で
さまざまな勉強会があったので、
あちこちから報告が来て賑やかしい1日であった。



講演
「がん患者によりそうために、緩和ケア認定看護師の立場から」



「緩和ケア=終末期医療」とつい思ってしまいがちだが、
病気と付き合いながら自分らしく生きるためのサポートをするのが
緩和ケアであり、QOLの改善や
生存期間を延長させる可能性もある。

痛みさえ取れたらよい・・ではなくて、
抱えているさまざまの苦痛を取り除く作業。

事務方で働いていると、
データだったりレセプトだったりでしかないくて気づかないんだけど、
その向こう側に、病気と向き合う患者・家族・医療者が
病気と向き合っていく「いのち」の記録なのだということ。

改めて再認識させられた。










シンポジウム
「いざっ!全国がん登録!! 〜実務者の声〜」


昨年、法律が施行されて
いよいよ登録をしないといけない段階になって、
果たして準備は万端か?

なかなか面白い議論になったように思うし、
懇親会でも話が続いてたし( ・∇・)
posted by すだち at 14:11| 岡山 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 診療情報管理士 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月18日

第2回医療人未来研究会(未来研)

2月11日(土)
横浜の勉強会へ突撃。


基調講演
MSWの仕事 〜相談業務から見えてくること〜
病院広報の仕事 〜明日から実行できる健康講座 3つのポイント〜
グループワーク



MSWがどんな仕事をしていて、
何を必要としているか・・・
違う職種からみる病院の形を見聞きすることで、
新たな気づきを得る。

病院広報は地域への貢献という形。
経営層はどうしても病院という単体で考えがちだが、
地域の中での役割を考えることで、
地域全体の健康・福祉の増進へと繋ぐ。


2つの講演のあとで、
グループワークをしながら、
みんなの意見を集約していき、
成果物を作る作業。


コンパクトにまとまった形で、
これだけキレイな運営構成ができていて、
想像以上に洗練された勉強会だったでビックリ。
ちょっと感動してみたり。
posted by すだち at 23:59| 岡山 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 診療情報管理士 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月17日

第31回山口県診療情報管理研究会

遅くなったが先月の研究会の参加報告を〜

1月28日(土)
下関で開催された。



医学講演「地域包括ケアとこれからの高齢者医療」

高齢社会の中で、
社会保障財政はかなり厳しい状況だし、
少子化の影響でマンパワーも不足する。

そんな難題を突破する方法論として、
「地域医療構想」「地域包括ケア」が生み出された。

“ときどき入院、ほぼ在宅”

しかし、独居老人が増えると、
入院しちゃったら自宅に戻れない・・・という問題が。

DNARの取組みについても、
しっかり議論してルールを作っておかないと、
いろいろ問題になるかもしれない。
「老衰死」が増えることが想定される時代。
どこまで医療が介入すべきか。
どこまでの医療を望むのか。
QOLからQODへ。

なかなか大きな命題が突きつけられている感じがした。
さて、講師の先生の次の言葉にハッとする。

「あなたの家族が入院を必要とする状況になったときに、
あなたの働いている病院に入院させたいか?」

そんな病院を目指せ・・・・
この質問を職場に帰って同僚にしたときに、
誰一人として首を縦に振るものが・・・(*○*;)



この話でもう一つのことが頭をよぎる。

「診療情報管理士を目指そうかと思うんだけど、
やりがいある仕事なの? 楽しい?」

・・・こう聞かれて、
胸を張って「目指しなさい〜」と言えるのか?

これも大きな命題の一つぢゃな・・・(話が逸れたが

「診療情報管理士」の資格を取ると“食っていける”のか?(2014/10/16)












特別講義
「統計学について学ぼう1〜平均値・中央値・最頻値〜」


統計学については、
認定試験でも鬼門だし、
資格取得後も苦しんでいる人が多い。

すこしずつやってくしかないよねぇ。
というわけで、今回は平均値・中央値・最頻値。
記述統計学の基礎の部分についてお話いただいた。
この講義はシリーズということなので、
引き続き聞きたい。


酢語録でも、
統計学についてはいくつも記事を書いているので、
そちらもご参照を〜

【統計学】ピーチピチなP値(2015/06/24)
統計学との付き合い方(2015/05/16)
データに騙される人たち(2015/04/21)
診療情報管理士が「医療統計学」を勉強するために有益な本を紹介します。(2013/11/07)
【診療情報管理士のための“もっと”やさしい医療統計学】「平均値、中央値、標準偏差、四分位範囲」(2013/04/24)
統計学は気づきの世界〜統計学への序章〜(2011/07/06)












教育発表
「地域医療構想って、なんですか?」


地域医療構想・・・分かっているようで分からない。
しかし、国の施策はそれに基づいて動いているわけで。

CBnewsなんかみてても、
先進的にやってる病院もいろいろあって
「すげーよね」って思うんだけど、
やってるところとやっていないところの格差って
想像以上にすごい開きがあって、
やってないところって何もやってないのが実情。
「まだ昭和のままです」
みたいなとこって実は多かったりして。

地域包括ケアシステムが
壮大な街づくりプランなら、
その枠組みの中に位置付けられる病院の在り方について、
地域住民を巻き込んだ形で議論しないと、
一部の病院だけが躍起になって動いても、
なんかどうにもならないのではないか・・・・
そんな危惧を感じてみる。











教育シンポジウム
「管理室業務についてみんなで共有しよう」


実務者たちの講演やシンポを見て感じた事。

職種間の情報共有
ドクターとの意思疎通
医事との連携

業務のやっていく上でのポイントになるのが、
他の職種との絡みって部分で、
“コミュニケーション能力”って大切だよねってこと。

たしかにそりゃ大事だし、
「縁の下の力持ち」というのもたしかにそうだ。

でも、そこに行きつくためには
「そもそもHIMって何やってんの?」
というHIMへの理解不足が、
意思疎通の障壁になっている気がしないでもない。

なにをやってる人たちか知らない人から
「連携しようよ」って持ちかけたって、
「なんで?」と言われるのがオチだ。

私ら、こんな仕事しているよー。
こんなんできるよー。
・・・を言っていけるだけの“アピール力”が
これから求められるスキルではなかろうか・・・
posted by すだち at 23:59| 岡山 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 診療情報管理士 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月16日

第87回診療情報管理士生涯教育研修会・徳島

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14日(土)に徳島にて
診療情報管理士生涯教育研修会があったので参加した

昨年の6月にあった第82回・広島にも参加したのだが、
実はプログラムが一緒で同じ題材での研修会だった。

広島のときの記事を探すも見当たらないので、
たぶん記事にしてなかったようだ・・・スマソ(;^ω^A

そちらも含めてトータルで書いておくことにする。
今回の徳島・・・寒波襲来ということで、
めっちゃ寒かったが、
雪が降らなかったのが幸いであった。


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「論文の書き方」

論文を書く上での基本中の基本の部分なので、
この話は何度聞いても勉強になるもの。

最大のポイントは、
起承転結が明らかで一貫したものにすること。

これは私の恩師も何度も言ってきたことなので、
体に染みついてる・・・とは思うが、
今一度、頭に叩きこんでおこうと。

あと、酢語録内での参考記事を


「論文を書こうと思うのだけど書き方が分からないので、これはっていうハウツー本はありませんか?」(2015/08/31)

論文を書くための基本が学べる良書である。



診療情報管理士が学会発表の抄録を作る上で踏まえておきたいこと(2015/04/16)

抄録の作り方について書いた記事だが、
基本的には論文も同じことなので。




講演I
「やさしい医療知識−診療情報管理士が知っておきたい薬剤の知識−」


薬剤師の先生による薬の話。
薬がどういうものかって知識は、
診療情報管理士としてもしっかりと学んでおく必要がある。

いくつか個人的に気になったポイントを〜

〇同一の薬でも剤形によって体内動態が異なる場合がある
〇医薬品は誰にとっても医薬品になるのではない
 →効き方、副作用も人によって違う
〇添付文書に頻回・定期的に検査を行うように記載があるものに注意
 →やっていなければ適切な処方とは言えないので、
  健康被害が出たときの救済制度が適用されない
〇2019年頃をめどに添付文書の様式が改定される
〇薬剤師の行動哲学がpharmaceutical care(ファーマシューティカルケア)
 →QOLの改善・・疾病の治癒、症状の軽減、病気の進行抑制など
 →QOLの改善を実現するための治療計画、医薬品情報の提供、カウンセリング
 →それらの結果として患者の「よりよい生活」を実現
 →患者の利益へ
〇患者に交付された薬品は薬事法上の医薬品ではなくなる
 →品質保証ができないため
 →持参薬の存在を法は想定していない
〇持参薬の定義
 「広義の持参薬」患者が薬と考えて入院時に持参した物(OTCやサプリメントも含める)
 「狭義の持参薬」医療機関で処方あるいは調剤された医薬品
 →持参薬を「広義」で考えた場合にどのように管理するのか?
〇医師の処方が、薬剤師の疑義照会で変更される場合がある
 →疑義照会の記録の重要性
〇改正薬剤法により、薬剤師に指導義務
 →指導記録の質の担保は?
〇処方情報(診療部)、調剤情報(薬剤部)、服薬情報(看護部)
 →各部門の情報の一元管理はできるか?
〇薬剤師と診療情報管理士がタッグを組むことでできること
 →「薬剤師×診療情報管理士」連携の時代へ



講演II
「臨床評価指標の課題と診療情報管理士への期待」


医療の質向上を目指すための臨床評価指標。
医療の質をどうやって可視化するか・・・という難題と、
どのように医療の質改善へと繋げていくか・・という壮大な話。

〇プロセス改善のを目的としたプロセス指標
 →他施設間比較や経年比較が可能
〇アウトカム指標は単純なロジックで出せない
 →他施設間比較が難しい
〇他施設間比較の難しさ
 →同じ指標でもロジックが違うと比較が困難
 →他施設間で比較するなら同じ母集団を抽出しているかがポイント
〇全体からランダムに患者を抽出してサンプリング調査
 →サンプリングされたものの改善ではなく全体の改善を考える
〇個々の医療スタッフの努力に依存していては改善は継続しない
〇経営者と現場ではデータの見方が違うことを考慮すること



シンポジウム
「診療情報管理士の果たすべき役割と責任」


実務者の立場からの話。

〇ドクターは感情論ではなくデータで示せば、ドクター自身がPDCAを回しだす。
〇HIMはジェネラリストの側面とスペシャリストの側面がある。
 →病院全体を見据える組織マネジメントの向上へ
〇地域の中での病院の立ち位置を示すことも大切
 →地域の人口推計からみた将来予測の提示




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取り留めなく、思いつきで書いた(笑)
おおよそこんな感じだったよってことで。


・・・昼は、食事する場所が見つからずに
食糧難民と化してたり(結果的にはラーメン屋を発見っ

夜は謎のレストランで打ち上げ(謎

そんなこんなであった。 
posted by すだち at 22:55| 岡山 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 診療情報管理士 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月10日

「保健医療データプラットホーム」・・・診療情報管理士の新たな活躍の場に。

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※「保健医療データプラットホーム」の概念図(すだちさん作画)

「保健医療データプラットホーム」創設に向けて、
厚労省が動き出している。

医療の情報だけでなく、
介護の情報や健康診断の情報などを
ビッグデータとして分析して、
医療・介護の質を向上、効率化を図るのが狙いだ。

医療や介護は、
それぞれ別々の制度のもとで動いていて、
データも別々に管理されている。
健康診断のデータも健診機関や組合などで管理されているので、
一元化されていない。
そのため、健康な状態から治療が必要な状態、介護を受けるまでの状態・・・
その流れを一体的に分析することができないのが現状だ。

厚労省は、
審査支払機関にビッグデータを管理させる方式を検討しており、
レセプトから膨大なデータを引き出す。
介護分野もデータベースの運用を作り変えて、
医療・介護データの結合作業を行う予定。
健康診断は、記録の標準化を進めて統合し、
最終的には全データを集約して審査支払機関で運用する。





この動きの中で、
診療情報管理士は重要な役割が果たせるのではないか・・・
ぜひ、この流れに乗るべきだと思うがいかがか?
いままでも、再三に渡って書いてきたことにも繋がっている。

・・・というわけで、
過去記事を再録しておく。




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「医療機関はスペシャリストの集合体である。
医師、看護師、薬剤師、放射線技師・・・etc
彼らは理系のスペシャリストだ。

診療情報管理士は文系・理系という垣根を越えた存在で、
病院を俯瞰的に見ることのできる存在である。

であるならば、診療情報管理士こそが、
医療機関の管理・運営を行うに適した人材ではなかろうか。

そういう立ち位置になってほしい・・・という果てしなき夢かもしれんが、
そんな願望を持っているわけで。

まずは診療情報管理士としての地位の確立。
社会的認知を広げないといけないし、
業務内容を明確にし、権限を構築すべく、
法的な裏付けが必要となる。

・・・(中略)・・・

まずは業務を拡大して
さまざまな部分で活躍の場を広げていくことかと。

“情報”を扱うプロとして、
“情報”のあるところに仕事があるんだと」


診療情報管理士の立ち位置とは?(2015/06/02)より抜粋





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「かつての医療は、病気や怪我を治すことに主眼が置かれていた。
つまり、“医療”と“診療”はほぼ同義の言葉であったと言える。

しかしだっ
これからの医療は人の健康の維持・回復・促進といったものを
目指していかなければならんと思うんよね。
そうなると、医療だけの話ではなくて、
その中で保健・医療・福祉・介護は連携していくことが求められているわけ。

そういう時代の中で診療情報管理士は
「診療の情報だけを扱えばいいのだ」なんてことを言っていたら
時代に取り残されてしまうぞーーきっと(*○*;)

診療情報管理士として、培ってきたノウハウ、
すなわち情報の管理・利活用の技術。

それを“診療”の中だけにとどまらず、
医療機関以外に、保健機関や介護施設等にも
活動の幅を広げていってもよいんじゃないかぁぁぁぁ

診療情報管理士は情報を扱うプロである。

今後、マイナンバー制度が導入されれば、情報の共有化はさらに進むことになる。
しかし、世の中が便利になる反面、
個人情報の漏洩などの問題も今以上に深刻化する懸念もある。
昨今でも大企業による個人情報漏洩事件が起こっており、
その対策が急務となっている。
そこで、個人情報を扱うスペシャリストを
各企業に配置することが義務化されるのではないだろうか。

そうなったときに、
医療の分野でそれを担える存在なのは診療情報管理士を置いて他にはない。
だからこそ、診療情報管理士は“診療”の現場にとどまらず、
活動の幅を広げる必要があるのだ」


診療情報管理士の新たな活動分野(2015/04/08)より抜粋




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「これから先の少子高齢化の中で、
医療機関はこれから在宅医療とか介護事業とか、
予防医学などの健診事業など・・・
事業として拡大していく流れがあって、
それぞれの分野にそれぞれに“情報”があるわけで、
そこに診療情報管理士が介入して、
全体として情報の精度を上げていく・・・

そうすることによって情報の共有化を図り、
集積したビッグデータから
さらなる利活用が可能になると思っているし、
診療情報管理士が関わることで安全性の担保とか、
そういうことにも繋がると。

DPCやがん登録も当然に大切なことである。
でも、診療情報管理士の活躍の場はそこだけじゃない」


第40回日本診療情報管理学会学術大会・盛岡(2014/09/16)より抜粋



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「・・・(前略)・・・在宅医療は、
患者を支えること、患者に寄り添うこと、患者と共に歩むこと。
つまり、患者本位のマネジメントが必要ということ。

これが在宅医療の「理念」とも言えるもの。
そして、それを実現するために必要なのがシステムの構築。

理念を目指すためには
医者だけの努力ではどうにもならない。
多職種による質の高いチーム医療が必要。

そして、一医療機関だけでなく、
医療や介護のさまざまなサービスとの連携も必須だ。

そういった地域のニーズにシステムを駆使して応える。
「情報の共有」「情報の統一」それらができて
チーム医療としての土台ができる。

その土台の上に「人財」が揃って
初めてチーム医療が成り立つのだ。

・・・(中略)・・・

システムの構築の話や、
情報の共有や統一の話の部分には、
すだちさん的な思いで言うと、
診療情報管理士や医療情報技師が
しっかりと介入してチーム医療を下支えができるのではないかなと。
後方支援的なサポート役として活躍の場がありそうな気がー」


在宅医療にも診療情報管理士・医療情報技師の活躍の場を(2014/08/26)より抜粋
posted by すだち at 22:33| 岡山 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 診療情報管理士 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする