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2018年02月24日

診療情報管理士は消えゆく職業なのか?

野村総合研究所が数年前に出したニュースリリースで、
日本の労働人口の約半数は人工知能やロボットに置き換わる・・・
そんな記事があった。

参考)
日本の労働人口の49%が人工知能やロボット等で代替可能に | 野村総合研究所(NRI)(外部リンク)



この中で、
「人工知能やロボット等による代替可能性が高い100種の職業」として、
ちゃっかり「診療情報管理士」も入っていたり(*_*)




よくもまぁ、そんなマイナーなところを指摘してきたなぁ。

しかし、たしかにコーディングの作業なんかも、
ある程度はコンピュータ化が進んできており、
そもそも医者の診断すらAIでできるっなんて時代が到来すれば、
そりゃーコーディングなんてAIがちょちょいっとやっちゃう。
たしかそうだ。そりゃそうだ。

・・・だったら我々診療情報管理士に未来はないのか?





時代に即した在り方というものをこれから考えていなかければならない。

上記の記事では、
人工知能やロボットに置き換わらないだろう仕事というのも
紹介されている。

例えば、創造性や協調性の必要なもの、
あるいは非定型な業務なんかは、
将来においても人が担うだろうとされている。

そういった人材を育成するための機関として
「専門職大学」「専門職短期大学」を作る話も国から出てきている。


つまりだ。

診療情報管理士として生き残るためには、
上記のような人材とコラボレーションして、
コンピュータにはできないような、
新たな創造へと繋げていくような、
そんな仕事をやっていく・・・形を模索する必要があるのではないか?










というわけで、
医療ソーシャルワーカー(MSW)と
診療情報管理士(HIM)がコラボしてみては?

そんな取組みがすでに始まっているのだ。


MSW×HIMハイブリットセミナー(外部リンク)



第2回のセミナーは3月21日に岡山で開催。
参加してみてはどうだろうか?
第2回MSW×HIMハイブリットセミナー 申込みサイト




posted by すだち at 23:59| 岡山 ☀| Comment(0) | 診療情報管理士 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月04日

医師のつけた病名が「乳房外パジェット病」であったら〜

診療情報管理士として働いている中で、
どういうふうにコーディングしているのか・・・

話題の特集「突撃、隣りのHIM」のお時間がやってまいりましたね(なにそれ

まずは、ある日の診療内容をみてみましょ。



=================

「陰茎部(陰茎体部)に発赤・びらんがある」と訴え来院。
陰茎体部に難治性皮膚潰瘍認めた。
皮膚生検し病理検査。
ラボより「Paget diseaseの疑いあり」とのことで
免疫染色追加。

病理組織の結果、
Extramammary Paget diseaseの確定診断。

医師のつけた病名:乳房外パジェット病

=================


パジェット病は別名ページェット病とも呼ばれとりますが、
まず臨床医学の基礎知識として、
「乳房パジェット病」と
「乳房外パジェット病」の二種類があって、
その他、同じ名前でも骨の慢性疾患である「骨パジェット病」や、
似た名前の「ベーチェット病」とは違うってことは把握しておきたいところ。


「乳房パジェット病」は
1984年にパジェット氏が報告したことで命名されたもので、
乳房に発生する上皮内癌の一種。

その後に、
外陰部でも同じような組織をもつ病変が発見されたため、
それを「乳房外パジェット病」と名付けられた。


・・・ここまでを知っておいた上で、さあコーディングを。


「乳房外パジェット病」を病名マスターで検索すると・・・

C44.9皮膚の悪性新生物<腫瘍>、部位不明


この病名だと“乳房以外の別の場所”という意味になるので、
部位不明コードが選択されてしまう。
そもそも部位は陰茎部と分かっているので、
コードを付け直す。

第1巻(内容例示表)でC44を眺めてみると・・・・

C44皮膚のその他の悪性新生物<腫瘍>
除外:性器の皮膚(C51-C52、C60.-、C63.-)




この中で陰茎部を探すと

C60陰茎の悪性新生物<腫瘍>


カルテをよくみてみると
陰茎体部だと書いてあるので、

C60.2陰茎体部


を選択。


ここまでが一連の流れですな。

ポイントは
☀臨床医学の知識が必要。
☀現場では第3巻(索引表)は使わずに病名マスターを使うのが一般的。
☀第1巻(内容例示表)で必ず確認すること。


特にコードが.9で終わる場合、
「詳細不明コード」であることが多いので、
もっと適切なコードがあるのではないかーと疑問に思って
内容例示表に立ち返る作業が必須。

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※この記事で使用したICD-10は2013年版
posted by すだち at 12:12| 岡山 ☀| Comment(0) | 診療情報管理士 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月23日

第43回日本診療情報管理学会学術大会・札幌

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9月21・22日と、
札幌コンベンションセンターで学会が開催された。

昨年の東京では、
会場全体が広すぎて動線が長いし、
一つ一つの会場は手狭という使い勝手の悪さが際立っていたが、
今回の札幌はコンパクトにまとまっていて、
それぞれの会場もそれなりの広さでよかったなぁ。
無駄に広すぎる会場もあったけど(^^;;)



==============


20日

午前中は仕事。
昼から電車でGO〜(各駅停車
三ノ宮からポートライナーに乗って
マリンエア(神戸空港)。

ここでプチ壮行会(酒飲み)してから、
スカイマークで新千歳へ。

高校の修学旅行以来という○○年ぶりの北海道入り。
札幌で前夜祭(酒飲み)。




21日

会場まで歩いて行ける(徒歩7分)という立地のホテルで、
近いからいいね〜と思っていたのだが、
スーツで革靴だと微妙にキツイ距離(笑

大会長講演→学生セッション→ランチョンセミナー
→一般演題巡り

その後は学会懇親会に参加して、
挨拶巡りしてから途中退席・・
場所を移動してノンオフィシャルな懇親会へ
〆にはラーメンという流れ。なかなかハード(^^*ゞ




22日

ホテルでゆったりした後は、
生涯教育研修会のモーニングセミナーから。
一般演題巡り→ランチョンセミナー→一般演題巡り

例年、学会の二日目って二日酔いで
あまりウロウロしないんだけど(ぇ
今年は意外と元気だったもので、
精力的に動けた(^∇^) アハハ!




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学会の終わり頃、コングレスバッグを「記念にどうぞ」って配ってた。
相当数余ってたみたい・・・(°д°;;)




帰りの飛行機の時間の関係で
閉会式はパスして新千歳空港へ。
空港は人でごった返していて、
飛行機に乗れたのは出発時間の1分前という際どい感じに・・
帰りは岡山への直行便だったので、
あっという間に帰宅できた。

盛岡学会の時とかは陸路のみを使ったので、
移動だけで体力の消耗がかなりあったが(照
札幌のほうが空路を使うだけ、
時間も早いし意外に楽だったな。




==============

内容的なことでいうと・・・

地域包括ケア病棟の経営分析

全国がん登録への取組み

疾病構造の変化

・・・この辺りがキーワードだったかなと。



診療報酬・介護報酬の同時改定が来年にせまり、
医療や介護を取り巻く状況も
高齢社会になる中で変化を余儀なくされていて、
その中で診療情報管理士がどう立ち振る舞うのか。
どんな役割があるのか。

HIMの業務って、
どんどんと多様化している。
スペシャリストになるのか、ゼネラリストになるのか・・
そんな議論もあったりするんだけど、
他の医療従事者とは違った立ち位置で、
潤滑油的な役割ができるってのが、
ものすごく大きな意味があると思ってる。

学生さんのセッションのときに
座長がこんな質問をした。
「HIMのこれはっていうウリは何だと思いますか?一言で」

発表者の学生さんは少し考えたのちに
「『繋ぎ』です」と答えてた。

とっさにそんな言葉が出るのがすごいし、
HIMの未来が見えた気がした。






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【過去の診療情報管理学会】

第42回日本診療情報管理学会学術大会・東京(2016/10/17)
第41回日本診療情報管理学会学術大会・岡山(2015/09/19)
第40回日本診療情報管理学会学術大会・盛岡(2014/09/16)
第39回日本診療情報管理学会学術大会・つくば(2013/09/15)
第38回日本診療情報管理学会学術大会・名古屋(2012/09/08)
第37回日本診療情報管理学会学術大会・福岡(2011/10/06)
第35回日本診療情報管理学会学術大会・浜松(2009/09/19)
posted by すだち at 15:50| 岡山 ☁| Comment(0) | 診療情報管理士 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月12日

大学4年間シリーズに統計学がっ

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このシリーズは文量が少なめで、
一ページが一つの単元なので、
とっつきやすい。

そんなシリーズに統計学が登場っ!











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「わかりやすさで東大生に評判の授業が1冊に凝縮」

帯にはこのように書いてあるが、
「わかりやすい」と言ってるのは東大生なので、
一般の人に分かりやすいのかというと・・・(^^;;)

数式も書いてあるが最小限に抑えてあるので、
数式アレルギーの人にはよいかもしれない。
しかし、専門用語がどんどんと出てきて、
解説が細かく書かれていないので、
ある程度の知識があることを前提で書いてある感じ。

まったくの初心者がこの本に入ると、
チンプンカンプンになる恐れが\(>o<)/

それでも、とてもよくまとめてあるので、
知識の総復習的にはちょうどよい具合。









大学4年間の統計学が10時間でざっと学べる-単行本


【統計学に関する記事】

EZRで統計解析(2016/01/11)
【統計学】ピーチピチなP値(2015/06/24)
統計学との付き合い方(2015/05/16)
データに騙される人たち(2015/04/21)
分散で悩む(2014/03/05)
診療情報管理士が「医療統計学」を勉強するために有益な本を紹介します。(2013/11/07)
【診療情報管理士のための“もっと”やさしい医療統計学】「平均値、中央値、標準偏差、四分位範囲」(2013/04/24)
統計学は気づきの世界〜統計学への序章〜(2011/07/06)
posted by すだち at 23:49| 岡山 ☁| Comment(0) | 診療情報管理士 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月21日

第19回瀬戸内医療情報ネットワーク(せとねっと)勉強会

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19日(土)に
せとねっと勉強会が福山で開催された。




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第1部<特別講演>
「心理士が語る、セラピストの世界」




精神科の心理士の方からのお話。
精神医学の歴史から、
精神障害として統合失調症、パーソナリティ障害、
神経症・・といったそれぞれの疾患について、
心理士としての心理検査やカウンセリング等についてご教示いただいた。

院のときの副査の先生が精神科医だったし、
個人的な興味やらいろいろ事情があって、
そういった関連の本もたくさん読んでいたので、
内容はすんなり入ってきた。
まぁ、通常の病院とはかなり趣が違って、
とても興味深い内容であった。


以前、某精神科病院の方が学会で、
「精神科にも診療情報管理士がいたらいいよ」って
発表されていたのもとても興味深かったので、
精神科病院の中での診療情報管理士の立ち位置というか、
存在意義をどこに持っていくか・・・
そんな話に展開してみるのも面白いのかな〜なんて。




第2部
「第5回LT大会」


発表することに意義がある。
11名の発表者がエントリーしての
プレゼン大会。

学会発表の登竜門的な大会で、
多くの学会発表者を輩出してきたこの会も5年目。
年々レベルが上がってきている感じだし、
みんな凄いねぇ〜って。




第3部
「学会へ行こう!〜抄録の書き方編〜」


LT大会の流れから、
次は学会へ行って発表しようよってな話。
その内容はだいたい以下のようなものであった。

診療情報管理士が学会発表の抄録を作る上で踏まえておきたいこと(2015/04/16)




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懇親会はいつもの如く盛り上がったのだが、
山陽線で人身事故があったとかで、
ダイヤが乱れたもんだから、
一次会で切り上げて帰宅の途に。

一部では二次会で盛り上がったそうで・・・
(・ε・)








【過去の「せとねっと」記事】

第18回瀬戸内医療情報ネットワーク勉強会(2017/05/21)
第17回瀬戸内医療情報ネットワーク勉強会(2017/02/19)
第16回瀬戸内医療情報ネットワーク勉強会(2016/11/20)
第14回瀬戸内医療情報ネットワーク勉強会(2016/05/30)
第13回瀬戸内医療情報ネットワーク勉強会(2016/02/21)
第12回瀬戸内医療情報ネットワーク勉強会(2015/11/23)
第11回瀬戸内医療情報ネットワーク勉強会(2015/08/30)
第10回瀬戸内医療情報ネットワーク記念大会(2015/05/29)
第9回瀬戸内医療情報ネットワーク勉強会(2015/02/25)
第8回瀬戸内医療情報ネットワーク勉強会(2014/11/22)
第7回瀬戸内医療情報ネットワーク勉強会(2014/09/03)
第6回瀬戸内医療情報ネットワーク勉強会(2014/05/28)
第5回瀬戸内医療情報ネットワーク勉強会(2014/01/25)
第4回瀬戸内医療情報ネットワーク勉強会(2013/10/20)
第3回瀬戸内医療情報ネットワーク勉強会(2013/07/13)
第2回瀬戸内医療情報ネットワーク勉強会(2013/04/21)
第1回瀬戸内医療情報ネットワーク勉強会(2013/01/20)
posted by すだち at 16:02| 岡山 ☀| Comment(0) | 診療情報管理士 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする