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2019年01月02日

患者に身元保証人がいないことのみを理由に入院拒否できない

昨年4月の厚労省の通知で出て話題になったものを
今一度振り返り。


H30.4.27厚生労働省医政局医事課長通知

「身元保証人等がいないことのみを理由に医療機関において入院を拒否することについて」(医政医発0427第2号)
医療機関において、患者に身元保証人等がいないことのみを理由に、入院を拒否する事例が見受けられるが、当該事例については下記のとおり解すべきものであるので、貴職におかれては、貴管下保健所設置市、特別区、医療機関及び関係団体等への周知をお願し、するとともに、貴管下医療機関において、患者に身元保証人等がいないことを理由に入院を拒否する事例に関する情報に接した際には、当該医療機関に対し適切な指導をお願いする。

  記

医師法(昭和23年法律第201号) 第四条第1項において、「診療に従事する医師は、診察治療の求があった場合には、正当な事由がなければ、これを拒んではならない。」と定めている。ここにいうflE当な事由」とは、医師の不在又は病気等により事実上診療が不可能な場合に限られるのであって、入院による加療が必要であるにもかかわらず、入院に際し、身元保証人等がいないことのみを理由に、医師が患者の入院を拒否することは、医師法第19条第1項に抵触する。




独居高齢者が増えることが想定されて、
身寄りのない人の受け入れをどうするか・・・

どうやって地域の中で対応していくか。
その対策なしに、「受け入れ拒否できない」とされても、
行き場のない人を受け入れてそのあとどうすればいいの?


・・・という重要な議論が必要と感じたのだが。



posted by すだち at 00:00| 岡山 ☀| Comment(0) | 職場>医療事務 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月17日

妊婦加算騒動に思うこと

今年の診療報酬改定で登場した「妊婦加算」
ネット上で大炎上したことがきっかけで、
ついに厚労省は妊婦加算の凍結を決めたとか。



問題となったのは、
「妊婦だと分かっただけで値段が高くなるのはいかがなものか・・」
ということで、“妊婦イジメ”とか“妊婦税”といった批判が出たわけで。


そもそもなぜこの加算が創設されたのか。

妊婦だと、
通常の診療と比べてより慎重に診察しなければならないし、
出せない薬や、できない検査などもあるので、
慎重にやってよねっ〜、報酬つけるからさ〜
・・・という厚労省から医療機関へのメッセージでもあった。


たしかに、
普通なら市販薬で済ませるような風邪であったとしても、
妊娠中だから、やっぱり病院で相談したほうがいいよね〜
というようなことだってある。
ただ単に風邪薬を出せばよいというものでもなくて、
出せる薬の選択は専門家に委ねるべきだし、
調子が悪くて風邪だと思っていたら、
よくよく調べたら妊娠糖尿病だった・・・なんてことも。


「コンタクトレンズの処方だけでも妊婦加算が付くのはおかしい」
これも某国会議員が発言しているのだけど、
コンタクトレンズの処方に際して診察をして、
例えば角膜にキズがあって薬を処方しないといけない場合だってある。
そうなると専門家の判断はやっぱりいるので、
決しておかしいわけではないと思うのだが・・・




ところが、
医療機関側もいまいち妊婦加算の意義を理解していない場合も多く、
妊婦だと分かった瞬間に、機械的に加算を取っちゃう・・・そんなところも多い。
だからこそ問題となる。





診療報酬改定は、
国が医療機関に対して「こんなことをやってほしい」という思いを伝えるため、
やって欲しいことにインセンティブ(報酬)をつけるという制度。

報酬をつけるということは、
そこに患者負担も一緒にくっついてくることには
どうもお役人たちには思いが至ってなかった・・というところか。


例えば
「データ提出加算」などというものがある。
病院がデータを出しているかどうかで加算が付く付かないが決まる。
しかし、それって患者サービスに何の関係もないこと。

介護サービスなんかでは、
介護職員処遇改善加算まで・・・
それも利用者サービスに直接関係のないもの。



会計するまでいくらかかるのか分からないなんて、
本当にそれでよいのかという問題でもある。


診療報酬による利益誘導で、
日本の医療政策は動いているが、
そろそろ考え時なのかもしれないとも思う。





posted by すだち at 22:16| 岡山 ☁| Comment(0) | 職場>医療事務 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年07月01日

医療事務は人気資格だが・・・

2018070101.jpg

通信講座のランキングなんかみても、
「医療事務」はトップクラスの人気。

学歴に関係なく、医療機関で働ける魅力。
他の専門職に比べて、勉強する期間も短めだし、
比較的容易に取れそうな資格ってのも大きいか。

しかし、実際に誰でもできる簡単な仕事なのか?


以前にも書いたが医療系の事務職といっても多岐にわたる。

“医療系の事務職”を分類してみた(2013/10/17)




さて、「医療事務」という仕事。
資格試験は統一されているわけではなくて、
さまざまな機関が多様な名称で実施している。
なので似たような名前の資格がいっぱいあって、
どれがどれだが訳が分からない状態になっている。

大学や専門学校でみっちり勉強する場合もあれば、
通信教育で上記のように1ヵ月で取れるっっ
なんてのものある。



一昔前であれば、
「医療事務」は職人的な人が多くて、
そろばん片手にスパッスパッと計算やってたイメージ。
その時代であれば、たしかによかったのかもしれないが、

電子レセプトの時代になると、
とにかく入力してしまえば勝手に計算してくれるので、
計算力はあまり必要がなくなる。

それとは別に、点数算定の構造をしっかりと理解しておかないと、
何が算定できて、何が算定できないのかが分からない。

手書きレセプトの時代では、
医事業務をなるべく簡素化させるために、
あまり複雑な仕組みにはしていなかった。
しかし、コンピュータでチョチョイとレセプトが作れる時代になると、
一気に診療報酬制度は複雑化していった。

もはや1ヵ月やそこらで手に負える代物ではない化け物のような体系になりつつある。

かつては、ドンブリ勘定で、
まぁテキトー(語弊があるかもしれんが)でも、
それなりに病院は利益が出た時代があった。

しかし、今はそれでは潰れてしまう。
ちゃんとしたコスト意識をもった人材を配置しておかないと、
たとえ診療所(クリニック)レベルでも、
生き残るのが難しい時代。

在宅医療でも始めようか・・・なんて考えても、
在宅医療の診療報酬なんて、衝撃的に複雑化している。
通信教育でなんとかなるなんてもんじゃない。


生半可な気持ちで「医療事務」の資格を取っても、
ちゃんと大学や専門学校で教育を受けた人たちには敵わない。

そんな時代になりつつあるように思う。

posted by すだち at 14:45| 岡山 ☁| Comment(0) | 職場>医療事務 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月28日

重症度、医療・看護必要度Uの疑義解釈

厚労省から疑義解釈(その4)が出ましたな。

その中から一つだけピックアップ。


【重症度、医療・看護必要度U】
問2 平成30年3月30日に発出された疑義解釈資料の送付について(その1)問29において、一般病棟用の重症度、医療・看護必要度Uを用いてA項目の評価を行う場合、手術や麻酔中に用いた薬剤も評価の対象となるとされたが、検査や処置等、その他の目的で用いた薬剤についてはどのようになるのか。

(答)一般病棟用の重症度、医療・看護必要度Uを用いてA項目の評価を行う場合、EF統合ファイルにおけるデータ区分コードが20 番台(投薬)、30番台(注射)、50番(手術)及び54番(麻酔)の薬剤に限り、評価の対象とする。




くどい文章やな〜(-_-;)

ようするに
「検査や処置で使った薬剤は評価の対象としない」
ってことぢゃーーん。ヽ(°◇° )ノ


posted by すだち at 23:02| 岡山 | Comment(0) | 職場>医療事務 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月27日

平成30年度の診療報酬改定で、在宅患者訪問診療料の「別紙様式14」は・・・

平成26年度の改定で
突如登場して現場を大混乱に陥れた「別紙様式14」

今回、平成30年度の改定で、
ひっそりと削除されているという・・・


(ノ゚ρ゚)ノ ォォォ・・ォ・・ォ・・・・



【参考】
【平成26年度診療報酬改定情報】在宅患者訪問診療料2の「別紙様式14」について



posted by すだち at 10:23| 岡山 ☁| Comment(0) | 職場>医療事務 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする