2019年末・・・
中国湖北省武漢市を中心に謎の肺炎が流行。
それが瞬く間に世界に広がりパニックのような状態になっている。
日本では今年2月1日より指定感染症となり、
強制入院を勧告できたり、国内で広がらないような対策が立てられている。
しかし、完全に防ぎきれずに
国内でも感染者は増加してきている。
そもそもコロナウイルスは風邪等の呼吸器疾患を引き起こすウイルスで、
それの亜種的に登場した新型とはいえ、性質はコロナウイルスに近いものと考える。
ただ、新型であるがゆえに、
免疫を持つ人間がいないので、
一気に広がってしまうし、
場合によって重症化することもあるようだ。
死者の大部分は中国国内に限局されている現状から考えると、
中国の場合は発生国であって、大量のウイルスに感染したものが多く、
そのために重症化しているのではないかと推測される。
そこからヒト・ヒト感染で二次、三次の感染に繋がっているようだが、
二次、三次感染の死亡者はほぼ基礎疾患を持っている人である。
新型なだけに、遺伝子が変異しやすい可能性があって、
変異する過程で重症化しやすいタイプに変異すると危険だが、
いまのところ、そこまでの状況に陥ってはいない。。
今日も感染者が出た、死者が出た・・と毎日報道されれば、
それはパニックになりかねない。
・・・・なんか以前もこんなことあったよなぁ〜と、
思い出したのがかつての"新型インフルエンザ"パニックである。
2009年のときにメキシコを発端とした“豚インフルエンザ”が
ヒト・ヒト感染を起こして一気に世界に広まった。
発生国であるメキシコでは多くの死者が出たが、
病原性が低く、他国での死者数は10万人に1人程度であった。
のちに通常の季節性インフルエンザの一種に分類されて、
現在では「インフルエンザ(H1N1)2009」と呼ばれている。
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当時のパニック状況を語った記事
↓
季節性インフルエンザだって毎年いっぱい死者が出ているのに、それには触れずに新型で1人死んだ2人死んだと騒ぎ立てるマスコミに嫌気がさしてきたところ(2009/11/19)
そもそも通常のインフルエンザだって年間一万人死んでるのに、
1人死んだだけで大騒ぎのマスコミ・・・。
それで「パニックにならないように」と言っても、
マスコミが不安を煽ってるだけじゃんと辟易しながら書いた記事。
当時は、問い合わせの電話のほとんどがワクチン打ってくれ〜という悲痛な叫びのような
電話ばかりだったなぁ・・・
マスク業界は好景気ですわな(2009/05/22)
なんだか最近書いたような内容の記事だが、
10年前の記事です(笑)
弱毒性でも安心してはいけない(2009/05/17)
当時、渡航歴のない高校生が"新型インフルエンザ"と分かって、
回りの高校生たちも検査してみたらみんな感染してるぢゃん〜となった話。
ウイルスなんて、完全防御なんてほぼ不可能なわけで、
今回の新型コロナウイルスにしても、調べてないから分からないだけで、
すでに何十万人と感染してる可能性だってある。
そして、その大部分が普通に完治して気づいてないだけなのかもしれない。
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診療情報管理士しての話で書くと、
当時の新型インフルエンザ・・「インフルエンザ(H1N1)2009」については、
エマージェンシーコードは使われずに、
通常の「Jコード」を使用するようにとのことだった。
新型インフルエンザのコーディングについて(2009/06/20)
今回の場合はいち早くWHOがエマージェンシーコードの使用を発表している。
U07.1 2019-nCoV acute respiratory disease [temporary name]
2019年新型コロナウイルス急性呼吸器疾患
注)エマージェンシーコードは暫定のコードなので、事態が収拾した等の理由により
変更される場合があるので注意すること。
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まだ情勢は流動的ではあるが、
最新の情報をキャッチしながら、
正しく恐れるように。
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このブログを拝見するのは何年ぶりかです(スミマセン)。
ブログ界はすたってしまって、今はツイッターとかの時代ですね。
私はまだツイッターやっておらず、細々とブログを続けています。
新型コロナウイルス、よくわかりませんね。
競馬ブログの記事で書いたんですけど、私は東北大学の押谷仁教授の見解が一番信頼できるのではと思っています。
東北大学ホームページの押谷仁教授『新型コロナウイルスに我々はどう対峙すべきなのか』です。
このままでは、医療関係者は大変なことになるかもしれません?
大変ご無沙汰しております(゜゜)(。。)ペコリ
ブログは過去の遺物みたいな感じになってますが、
まだ地味に続けているところです。
新型コロナウイルスに関しては
いろんな情報が錯綜してますが、
押谷先生らが最前線で一番よく分かっているのだけど、
なかなか正しい情報が一般には伝わらなくて
もどかしいところでもあります。
風邪のシーズンである冬を乗り切って
春になれば収まってくるはずなので、
そこを乗り切るために、
いかに感染の拡大していくスピードを抑えていけるか・・・ですね。
日本は大丈夫でしょうか。
動画は見ました。衝撃的ではありますけど、
他の関係者の話も聞き及んでおりまして
いろいろ事情はあるかと思いますが、
現場は閉鎖空間のなかで何千人もの乗客がいる中で、
隊員たちは精一杯やっていると思ってます。
当然、不備なところもあるでしょうが、
それは今後の課題として検証は必要ですが、
感染を拡大させないために努力している人たちが
そこにいることを忘れないようにしたいと思います。
危機に直面したときに、危機を直視せず、
誰かを批判して責任追及してしまいがちです。
当然、未知の感染症に対する不安は誰しもあります。
だからこそ、今は一致団結するときではないかと思います。
一刻も早く収束して、不安が解消されることを願っています。