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2009年08月17日

【映画レビュー】東京裁判


東京裁判


『東京裁判』(1983・日)





米国国防総省が保管していたという極東国際軍事裁判の模様を
ドキュメンタリー映画化したもの。

極東国際軍事裁判(東京裁判)は
第二次大戦が終わって1年後の1946年から始まった裁判で、
第二次大戦の戦争犯罪人を裁く目的のものだった。





この映画は5時間弱という相当に長いもので、
性根を入れて観ないと大変かな・・とも思ったが、
ところどころに戦前、戦中、戦後のエピソードなどが挿入され、
気持ちが途切れることなく通して最後まで観ることができた。



通してみた感想としては、
この裁判はもともと出来レースで
結果は最初から決まっていたものと感じた。

誰かが戦争の責任を取らなければならないわけで、
通常なら敗戦国のトップ・・・すなわち天皇ということになるが、
アメリカ側の思惑で天皇に責任が及ばない形にする必要があった。
そのほうが占領政策がスムーズに行えるということなのだろう。

戦勝国の論理、敗戦国の論理、
そして米ソの冷戦構造・・・・
いろいろな人たちのさまざまな思惑が交差する本物の人間ドラマといえる。







興味深い部分で言えば
アメリカ人弁護士の言葉。


国家が行った戦争について、
個人を裁くことは妥当なのか?


戦争で人殺しの罪が問えるなら、
原爆を落とした人も罪人ではないのか?




戦後1年目で
このような意見が出ていたこと自体が
驚きでもある。











戦後の日本を方向づけた裁判なので、
ぜひ観ていただきたい作品ではあるが、

相当の予備知識を持っていないと、
内容がとっても難しいので、
覚悟して観るように・・・・

posted by すだち at 22:34| 岡山 | Comment(0) | TrackBack(2) | 映画レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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