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2017年07月09日

第90回診療情報管理士生涯教育特別研修会・大阪

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8日に大阪にて。
今回は“特別”と銘打っての研修会。

何が特別なのはさておき、
今回の研修会について書きます。

いろいろと思うところが多くて、
かなーり私見を交えた内容なので、
演者や主催者の思いとは違うかもしれませんが、
あくまで個人的な見解であることをご了承いただきたいっ


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●講演「通信教育カリキュラム変更について」

診療情報管理士を取り巻く状況は激変している。
記録の電子化がさらにすすみ、
ICD-11(まだ先の話だが・・)は、
電子的な利用を前提としたもので、
紙で引くことを想定していないものが予定されている。

また、地域包括ケアの中では、
情報連携・・急性期だけでなく、
介護や在宅まで含めた流れとなっている。
あるいは個人が管理するヘルスレコード・・
お薬手帳とか血圧手帳など・・

また、AIの時代が到来しつつあり、
AIが患者を分析し、カルテを読み、再発リスク予測などを行う。
そんな時代が近づいている。

医療ビッグデータ、地域包括ケアシステム・・・
時代の流れに取り残されないためにも、
通信教育のカリキュラム変更は必須事項であったわけで。

科目の変更については、
9章までだったものが12章に再編成された。

もう一つの大きな変更点として、分類法試験の廃止。
ICD-10を使ってコーディングする作業を
試験としてはやらなくなる(平成31年2月の試験より)



診療情報管理士が担う役割とは何か?

そこを再確認していく必要がありそう。
診療情報管理士の仕事としてのコーディング・・
その作業こそがHIMの業務の本質みたいなものだったが、
これからの時代はそこが重要ではなく(まぁ重要ではあるけどね)、
その先にやるべきこと・・そこがポイントであり、
シフトチェンジする過程にあるように感じた。








●講演I「ICFの概要」

ICFの概要についての話。
以前、学会でも話題たったし、
何度も聞いているICFの総論の話なのだが、
話している講師も聞く側も、
「ICFって難解だよね」というところからスタートしてるもんだから、
結局、聞いたあとも「よく分からなかったね」で、
毎回終わっている印象が・・・・

そもそもICFが作られたのが、2001年で
それから10数年も経っているのに、
「ICFってこれから重要になるんだ」という話なのに、
一部では使われているにしても、
普及している感があまりない。

それはなぜか?

どういう運用することで、
どうなるのかという具体的な話になってないことが問題で、
まず、ICFに精通した人材の育成と、
ICFを使いこなせる人材の育成・・
ここをやっていかないと、
総論の話だけやってても、
いまのままではたぶん10年後も
「なんかよく分からないよね」と言ってる気がする。

そもそも診療情報管理士が
ICFとどう向き合うのか?
業務の中でどう関わっていくのか?
・・・そこが見えてくるような話にまで落としこまないと、
なかなか理解が追いつかないのではないかなと・・


私見で言わせてもらうなら、
医療・介護分野で各々の健康状態等を
「見える化」するための一つの方法論としてICFがあって、
シームレスな協働の形をつくっていく・・・
そのための一つのツールとしてのものなんだろうなと。
だから、ICFうんぬんの前に、
もっとやるべきこと、それを使っていくための体制づくり・・
そっちをまずやらないといけないのではなかろうか。
そこの議論をしっかりと深めていかないと、
ICFの総論の話が先行してしまえば、
多くのHIMが頭にクエスチョンマークつけたままで
講義が終わっていく・・・という繰り返しになる気がしてならんのだが。









●講演II「DPC制度のICD-10(2013年版)への対応」

この話ってそもそも業務に携わっている人にしか分からない部分でもあり、
DPC病院か出来高病院かで対応もかなり変わってくる部分なので、
そこから話をしていかないと、置いて行かれる人はスタートの段階で、
キョトンとしちゃったんじゃなかろうか・・・。

それはともかくとして、
2003年版から2013年版への移行作業ってことでいえば、
いまだかつてない大規模な作業なので、
この経験が次にあるICD-11への移行への
一つの布石になるかなーとも思っている。

マスターに頼らず、
記録をしっかりと読むことが要求される作業で、
カルテを読み解ける人材がどれだけいるのか?
診療情報管理士がどれだけ臨床医学に精通しているのか?
・・その部分において、医療機関によって
大きく対応に差が出る可能性って高いよねって危惧を感じた。









●シンポジウム「診療情報管理士の可能性」

これは題目としては漠然としすぎていて、
演者側だったら結構難しいお題だよなぁ〜と思いつつ・・

話をまとめると・・

○紙カルテから電子カルテに移行することによるメリットとデメリットを把握しておく
○データの抽出から分析するまでの技量を身につけること
○医療の質向上と病院経営への寄与

ここら辺がポイントってことで。
でも、もっと違う切り口の話も聞きたかったかな。

あ、形態素解析の話は面白かったな。。



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仙台では医療マネジメント学会が開催されており、
そっちも夜は各地で盛り上がっていたようだったので、
「マネ学会に負けない盛り上がりを〜」
と、しっかりと飲みましたとさっ
posted by すだち at 17:23| 岡山 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 診療情報管理士 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

第89回診療情報管理士生涯教育研修会・下関

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記事を書くのが遅くなりましたが(^^;;)

6月17日に下関
行ってまいりましたぁ(^-^)v


この回では、経営の話から医療安全、医療の質向上という
ワクワクするキーワードが並んでいたので、
出張扱いで参加っっ(o^∇^o)ノ

研修参加報告書的に書いておきますっ




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●講演I「病院運営における診療情報活用」

「運営」とは組織・機構などをはたらかせること、
「経営」とは継続的・計画的に事業を遂行すること。

自院から外部を見てみること、
あるいは外部から自院をみてみること、
これらは各種データ等で「見える化」しておかないと、
見ることができない。
自院が地域の中でどういう位置取りの存在であるか、
何をすべきかが大きな課題といえる。

診療報酬の基準として決められていることだから、
「やらなければいけない」と考えるのではなく、
「なぜやらないといけないのか」を追求してみることで、
医療・介護の全体の流れを把握できるのではないだろうか。

「組織の目的は顧客創造である以上、組織の基本的な機能はマーケティングとイノベーションの2つしかない」(ドラッカー)

特にドラッカーは「非営利組織こそマーケティングが必要」と説いている。
病院機能報告制度や地域医療構想を考えるとき、
マーケティングでマネジメントしていくことが求められている。
それは、フィード・バックによるものよりも、
先験的に未来を利用するフィード・フォワードで
計画を策定し、創発的にアプローチしていく。
運営と経営のバランスが大事であり、
地域連携は経営そのものである。(病院のすべてを包んでいる)

組織の継続にためにはマーケティングとイノベーションが必要で、
特に相手に打ち勝つマーケティングではなくて、
協力して地域を支えるマーケティングが大切。

マーケティングは各施策をシンクロさせて、
適正なタイミングで実施しなければならない(マーケティングミックス)。
マーケティングを実践する人で差がつくので、
しっかり学ぶことが大事で、
回りの病院の状況を見ながらマネジメントしていく必要がある。

●講演II「医療安全における診療情報の活用」

有害事象とは、患者への意図せぬ障害や合併症で一時的または恒久的な障害を生じ、
疾病の経過ではなく、医療との因果関係が認められるものをいう。

予防可能性が高い有害事象による死亡者数は、
日本全国で年間推定2万人といわれている。
そこで、日本医療機能評価機構では、
医療事故情報収集等事業を行っている。

医療事故やヒヤリ・ハット事例を多数収集し、
分析することにより、経験したことのない、
または数年に一度しか起こらない類似事例を共有することができ、
医療機関が医療事故の防止対策をあらかじめ講ずることができるものである。

 医療の質を考えたとき、高度な技術だけで高品質とはいえない。
事故はつなぎの部分で起こるものであり、
診療情報を多職種で共有することが重要であり、
診療情報管理士が医療安全に向けた取り組みに
介入することが期待されている。

●シンポジウム「医療の質向上への取り組み」

シンポジウムでは、3病院の取り組みについて発表があった。
地域包括ケアシステム構築への対応として、
シームレスな病診連携・病介連携の中で、
医療の質や生活の質向上が図られるもので、
そこを目指すために、
医療の質の見える化を進めていくことが、
診療情報管理士に与えられた使命であると考えられる。




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下関ってことで
昼にはフグも食べたし、
夜は夜で面白いお店で、
しっかり飲めたので満足満足〜(o^∇^o)ノ
posted by すだち at 16:53| 岡山 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 診療情報管理士 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする